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弱酸性で万能細胞作製に成功 〜リケジョ盛り上がる〜マウスのリンパ球を弱酸性（pH5.7）の希塩酸溶液に30分ほど浸してから培養すると、数日で７〜９％の細胞が初期化されて万能細胞になることが発見されました。発見者は、 理化学研究所の発生・再生科学総合研究センター（神戸市）のチームで、その研究ユニッ トリーダーが、小保方(おぼかた)晴子さんという、まだ30歳の女性で、研究成果だけでな く、リケジョ（理系女子）として、また "女子力" にも注目が集まっています。 彼女は、早稲田大学理工学部応用化学科から大学院に進学する際に、指導教授から「大 学院では専門を変えることもできる」とアドバイスをもらい、以前から「子宮をなくした 女性が子供を産めるようになれたらいいな」と考えていたこともあり、再生医療の研究に 進むことにしたそうです。そして、大学院在学中にハーバード大学医学部の研究室に留学 し、そこで今回の発見のキッカケを得たとのことです。 学会からすると外(と)様(ざま)という感じで、イギリスのネイチャー誌は最初、「生物 細胞学の過去何百年の歴史を愚弄するもの」として論文を却下、彼女は泣き明かした夜も 数知れず、しかし、くじけずに研究を続け、５年かけて立証にこぎつけたということです。 自分のやるべきことを決めたり、諦めずに続けられたのは、その時どきでの人との出会 いが大きく影響していると彼女は言っています。 東京女子医科大学の先端生命医科学研究所で、大学院時代の小保方さんの指導にあたっ た大和雅之教授は、「他の学生に比べて突出していたのは、人に教えを請う力だと思う。 国内外のトップの研究者から研究室の後輩まで、分からないことがあれば、ものおじする ことなく質問し、課題の解決につなげていっていた。そうした姿勢が成果につながったの だと思う」と話しています。 ４年ほど前、研究が行き詰ってどうにもならなくなったとき彼女は、山梨大学・生命環 境学部附属ライフサイエンス実験施設長・若山照彦教授に助けを求めに行きました。若山 教授は、「最初に会ったときは失敗続きで絶望感にうちひしがれていた。自分の研究を実 現するために、よりよい環境を求めて、まさにわらをもすがる思いで訪ねてきた。第一印 象は一般の学生と変わらない印象だったが、研究を進めていくうちに知識も勉強量も人一 倍で、並みの学生ではないと思った。何度も何度も失敗しても思いついたありとあらゆる ことを徹底的に試していく粘り強さは研究者として段違いだと思った」と語っています。 またこのニュースでは、研究室で白衣の代わりに祖母の割烹着を着ていることや、研究 室が彼女の好きなムーミンで飾られていたり、ペットは亀（スッポン）だとか、彼女の容 姿まで、男性研究者にはない話題も大きく取り上げられていて、科学に興味のない人の関 心も引いているようです。 さて、弱酸性の溶液に浸すとなぜ細胞の初期化が起こるのかなど、そのメカニズムはま だ不明のようです。諸君の中からそれを解き明かす人が出てくるかも知れません。 ところで、弱酸性をウリにしている石鹸やシャンプーがありますが、それで30分ほど洗っ たら、若返るでしょうか？？ 都知事選の模擬投票はいかが今度の日曜日（９日）は都知事選挙の投票日です。諸君には選挙権はまだないけれど、関心はありますか？ 日本の学校では、リアルタイム（どころか近現代）の政治について生徒の意見を言わせ ることはタブーのようです。実際に選挙が行われている時にはそれを教材にして、それぞ れの候補者の主張を生徒に調べさせ（いますぐにでも手のひらの上で調べられる！）、生 徒どうしで意見を発表し合うようにすれば、より実社会に関心が向くだろうし、自分と違 う意見を冷静に聞く態度も養われ、自分の考えをいろいろ修正しながら大人になっていく こともできると思うのですがねえ。大学生の就活で日本人が留学生に負けてしまう一番の 原因は、日本人は自分の意見を言わない（言えない・持ってない）ことだと言われてます。 未成年にも実際の政治に関心を持ってもらおうと、例えば「擬似選挙推進ネットワーク」 という団体があって、WEB上で投票できるようにしてあるところがあります。興味のある ひとは、この都知事選で模擬投票をしてみてはいかがでしょう。 http://www.japanvoters.net/ に「呼びかけ団体」の一覧がありますから、その中の 「擬似選挙推進ネットワーク」を見てみてください。 節分２月３日・立春２月４日季節の分かれ目が節分ですから、もともとは、立春、立夏、立秋、立冬の前日すべてが節分でした。それがなぜ、春の節分だけが残ったかというと、いわゆる旧暦（太陰太陽暦） において元日と日が近かったこともあって、春の節分が年の分かれ目という生活実感があっ たためと思われます。現在でも、正月を新春、新年を迎えることを迎春という所以(ゆえ ? ん)です。昔の人が自然の移り変わりに合せて生活していたことがよく分かります。 さて、節分が年の区切り（終わり）ということなら、「鬼は外、福は内」というのも分 かる気がします。翌日から新年で、年の神を迎えるにあたって、家の中の邪気（邪鬼）を 追い払おうということです。今でも、大晦日に豆撒きをする所もあるそうです。 歴史的には、少なくとも、室町時代（14世紀〜15世紀）の京都では、節分に豆撒きをし たことを示す文献があるそうです。 それでは、なぜ、豆を撒くのか？ 一説には、豆は「魔滅」につながるというのがあります。他にもいろいろ鬼と豆に関す る伝説もあるようです。 「豆撒きとかけて、夜店で買った靴と解く。その心は．．． あとでハクのに一苦労」 これは、私の両親が新婚の頃、「とんち教室」というラジオ番組に応募して入選した "作品" です。私は子供のころにその話を聞いてから、節分というと、このなぞかけ問答 を思い出してしまいます。 そこで、私は短歌を一首、詠んでみました。 福は内 声響きまだ 寒いけど 桜のつぼみは 米粒ほどに 今後の予定２月５日(水) ＬＨＲで球技大会選手決定11日(火) 建国記念の日 15日(土) 土曜講習（最終） 19日(水) ７ｈ奉仕＝講座別発表準備 21日(金) １〜３ｈ平常授業，４ｈ大掃除 生徒完全下校12：20 この日までに個人の荷物片付け 22日(土)〜24日(月) 生徒登校禁止（24日は入試） 25日(火) １・２ｈ特別時間割，３・４ｈ生徒集会 26日(水) ７ｈ奉仕＝講座別発表準備 |
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