建国記念の日 ２月11日
紀元（国の始まり）とすることを1872（明治５）年に定め、太陽暦に換算した２月11日を
紀元節としました（００１参照）。紀元節は、日本で初めて作られた祝日です。
太平洋戦争後、ＧＨＱは国家
く紀元節や他の祝日もすべて禁止しました。米国は、日本人がまた結束することを最も恐
れたのです。また、米国がアジアでの発言力を維持・増大するためにも、日中露韓朝のど
の２国でも結束することを好まないということも、よく言われていることです。
さて、この日には、全国各地で建国を祝う式典や講演会、逆に "天皇制" 反対の集会や
講演会などが開催されます。必ず憲法改正の話も出てきます。
前回述べたのと同様に、これも、新聞によって扱いがかなり違うと思いますから、後日、
図書館などで複数の新聞を読み比べてみて下さい。できれば、比較研究レポートを作って
おけば、将来の諸君の価値観を形成するのにきっと役立つはずです。
明治維新のモデル
明治直前、維新を遂行するにあたってのモデル・ケースを何に求めたら良いかというこ
とで、いくつかの案があったようです。
1333（元弘３）年に鎌倉幕府が滅んだあと、
り、領主は自分の領地の拡大を望むなどしたため、体制をまとめることができませんでし
た。それで、失敗に終わったものは維新のモデルには
また、
立に努め、天皇の権威を高めた
期が挙がりました。天皇による中央集権制度の基礎が確立された時代ですが、岩倉
腹心だった国学者・
結局、国の始めと言われる「神武創業」に落ち着いたということです。
そして、1867（慶応３）年に朝廷が発した王政復古の大号令（００７号参照）において、
「…諸事神武創業の始めに
天皇の権威
神武天皇は初代天皇とされており、日本書紀によれば、西暦紀元前711年に生まれ、同
585年に127歳（数え）で
九州
治められるだろうか」と兄・
東に決めた理由は古事記には書いてありません。
そもそも、古事記は史実ではなく、天武天皇の時から、神話や伝承を
723）が筆録したもので、712（和銅５）年（奈良時代）に完成したものです。
古事記や日本書紀（合せて「
めに編纂されたと言われており、そうであれば、当然、目的地は当時の都、藤原京のある
向かう訳です。もっとも、九州から西、北、南へ行けば、日本からはずれてしまいます。
日向から北九州、そして瀬戸内海を船で行き、
たが、ここで大和の豪族、
の五瀬命が負傷したので、紀伊半島の南を回って（途中で五瀬命は亡くなる）熊野（紀伊
半島東岸、三重県南部）から紀伊半島に上陸し、山深い道を通って大和に辿りつき、荒ぶ
る神たちを服従させて、天下を治めました。
このようなことが、もっと詳しく、古事記に書いてあるわけです。
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封建制：君主が各地の諸侯(大名)に土地を分け 与え、諸侯がその領内の全権を握る国家体制 で、諸侯は君主に対して軍務の奉仕が課せら れ、その働きに対する俸給を領土で与え、又 は没収する形態を取る。諸侯は、領内の農奴 に土地を貸し与え、自給自足の上、収穫物の 一部を上納させるといった、人同士の結びつ きによる階層的社会制度。日本では平安時代 中期～江戸時代末期。ヨーロッパでは６世紀 ～15世紀頃。古代の氏族・農奴制度と近代の 資本主義制度の中間的な制度。 |
「建国の理想を、歴史的に実証されていない古
代におくことで、フレキシブルな（flexible＝
柔軟な、融通のきく）改革が可能になるという
側面がある」と指摘します。例えば「廃藩置県
を実施する時にも、神武期には封建制はなかっ
たということで武士階級を説得しやすくなる」
という具合です。
ところで、武士が政権を握っているときでも天皇が無視されるということはなく、例え
ば、江戸時代でも、徳川の一存では外国と条約を結ぶことはできず、天皇の許可（
が必要だったのです。むしろ、将軍は、天皇の権威をバックに権力を振るったと言えます。
それを破って、大老・伊井
通商条約を結び、1860（万延１）年、
（桜田門外の変）、幕府の力は急速に衰えていったのでした。
昭和の桜田門外の変？ ～軍の台頭～
第１次世界大戦でヨーロッパは破壊し尽くされ、世界は軍縮の必要性を痛感し、1920
（大正９）年に国際連盟が発足しました。（提案者の米国は加入せず。０３２ 参照）。
また、1921～22（大正10～11）年に軍備縮小を目指してワシントン会議が開催され、米
英日仏伊の５大国の主力戦艦の比率を、米英各５、日３、仏伊各1.67と決めました。また、
日本の中国への進出が制限される９ヶ国条約なども結ばれ、日本は多少の不満はあったも
のの、各国とも経済活動に力を入れるなどして、この数年間、昭和の始めまで戦争は起こ
らず、不況ではありましたが、束の間の平和の期間でした。この時期に本校は開校したの
でした（０３３参照）。
しかし、主力艦以外の補助艦や潜水艦の建造競争が次第に激しくなってきました。そこ
で、1930（昭和５）年１月、ロンドン軍縮会議が開かれました。日本の海軍は、補助艦、
大型巡洋艦とも米国の７割を主張していたのに、浜口
型巡洋艦は６割で条約に調印してしまったので、海軍や野党は内閣を激しく攻撃しました。
その時の理屈は「
統帥権とは、軍隊を一手に指揮監督する権限のことで、大日本帝国憲法第11条に「天皇
ハ陸海軍ヲ統帥ス」と定めれており、第12条に「天皇ハ陸海軍ノ編成及常備兵額ヲ定ム」
と規定しています。天皇の統帥権は内閣から独立しており、陸海軍の参謀本部・軍令部が
天皇に直属して天皇を補佐する仕組になっていました。（帝国軍には空軍はなかった）
それで、本来は天皇が決定すべき軍の編成を浜口内閣が勝手に決めたのは統帥権の干犯
（越権行為）であり、天皇の
浜口内閣は反発を受けた訳です。
条約というのは、代表者が調印をしたあと、それぞれの国で
批准というのは、元首や国会等がその条約を認めるという手続きを取ることです。
このときの議会は、ロンドン会議直前の総選挙で与党（民政党）が多数を取ったので、
浜口首相はそうしたことや、マスコミなどの軍縮支持の論調にも助けられ、何とか軍部や
枢密院を抑えて、批准にこぎつけることができました。これが大正デモクラシーの成果で
ある政党政治の頂点ということができます。頂点の次は下り坂です。
1930（昭和５）年11月14日、浜口首相は東京駅で右翼団体の23歳の青年に拳銃で撃たれ
てしまいます。このときは一命はとりとめましたが、手術後の経過が思わしくなく、
で内輪もめが始まり、野党の政友会はチャンスとばかりに、いろいろなことを持ち出して
政府を攻撃しました。その中で、幣原首相代理の「ロンドン条約も批准されているのだか
ら、国防を危うくすることはない」という発言に、野党は「それは（条約批准を最終的に
認めた）天皇に責任転嫁するものだ」として猛烈に反発し、議会は１週間にわたって乱闘
に明け暮れ、世界恐慌の真っただ中であえいでいる人々も、だんだん議会に不信を抱くよ
うになっていきました。
翌1931（昭和６）年３月、やむを得ず浜口が議会に出て収めようとしましたが、そのヨ
ロヨロの姿は辞職要求を一層強めるだけとなり、４月に浜口は首相を辞職、その後、
は益々悪化し、８月に死去しました。
この「統帥権干犯問題」から浜口首相暗殺までの流れは、思わず桜田門外の変を連想さ
せてくれます。
ただ、首相を撃った犯人は、「浜口は緊縮政策によって不景気を招き、社会を不安にお
としいれたので暗殺を
追及することもしなかったため、本当の動機は明確ではありません。
軍縮と不景気で軍人が肩身の狭い思いをしていたところへ「統帥権干犯問題」が起こり、
このようなテロもあって、軍部は、徐々に内閣や議会をコントロールするようになってい
くのでした。皇軍に楯突くのは天皇に楯突くのと同じという気持ちだったかも知れません。
バレンタインデー ２月14日
節分から11日後が何の日であるか皆さんはご存知だろうか？ おそらく大半の人は知っ
ているとおもう。そう『バレンタインデー』である。
このバレンタインデーの起源はなんなのかは、調べてほしいものだ。僕は調べる前は、
単なるデパートやお菓子会社の策略が進歩したものだと思っていたのだ。だが実際はそう
では無かった。もっとDEEPなものであったのだ。興味がないかも知れないけれど調べてほ
しい。ゆくゆく合コンとかに行ったときにウンチクとして話せば注目間違いなしだろう。
バレンタインデーといえばチョコを貰うとよく言うが、これは日本だけの習慣らしい。
欧米では、友達、恋人、家族などから手紙や花束、お菓子といったものを貰うらしい。な
ので、バレンタインデーに母親からしかチョコをもらえなかった人も落ち込むことは無い。
君の家は欧米スタイルなのだと思っておきなさい。むなしい気持ちはかわらないが・・・
（笑）
さて、↑みたいな堅苦しい話はなしにして、僕の愚痴を少しばかり聞いてください。
16年間生きてきて思ったのですが、バレンタインデーは女の子も男の子もどきどきして
実にいいものだとおもいます。そもそも、バレンタインデーだから好きな子にチョコをあ
げられるってことは、内気な人にとっては最高のきっかけになるとおもうのです。
だが大人の階段を上っていくにつれて、だんだんと女子から男子にチョコが流れなくなっ
ていると思います。（俺は歳を重ねるにつれてチョコの数が減った！！） それと平行し
て女子から女子へのチョコレートの移動が大変目立つような気もしてきました。しかしそ
れも前述した欧米スタイルといえば聞こえはいいのですが、思春期の僕達、『青春純情純
潔高校男児』は女の子からチョコをもらいたいものです。（少なくとも俺はそうだ！！）
ここで僕は、全国の男の子を代表して言います。女の子のみなさん！ チョコをくださ
い。そして僕にチョコをください！！ いややっぱ僕だけにチョコをください！！ もう
僕だけでいいです。(笑) 去年みたいなチョコをもらえないバレンタインなんて嫌だー！
愚痴終了。
こんなの書いたことがクラスの人にばれたらおれ死にたいね。まぁ先生にだけはみ
せるけどさ、やっぱ複眼のりたいし。これを見た人も「誰が書いたんだよ！！」なんてい
わないで下さい。きっと俺、動揺すると思いますから。（笑）
そしてなんか雑な文になってしまったけど。最後まで読んでくれてありがとうございま
した！ （実際のるとは思っていないけどね。なんか新聞の投書みたいな気分だよ！！）
《いや～、びっくりしたわ。なんや、様子がヘンやと思たら、やっぱり、クラスの生徒の
投稿やんか～。》
『ほんまや。そやけど、なかなかおもろいわ。それに、文才もあるんとちゃうか。』
《みんなには知られたくないけど複眼には載りたい、バレンのいややけど、バレンかった
らチョコもらわれへんっちゅう、このジレンマがつらいとこやな～。》
『実は、オレやオレや、って、心の中では、みんなの前で自分に指差してるんとちゃうか。バレタイなって。』
《まさに、バレンタインデーや。》 〟