満員の新幹線にて
先日、３年ぶりにスキーに行ってきました。
前回のスキーについては本紙Ｎｏ０６０ですが、そこで話した "おなかの入らないスキー
ウェア" は、今回は上の息子が履きました。無駄にならなくてよかった！ と同時に、私
の服を息子が着てくれることに、何かこう、嬉しく思いました。
さて、今回は予約が遅くて新幹線の席が取れず、並んで自由席を確保することになりま
した。ねらった列車の１時間ほど前に駅へ行って、前から２番目に並びました。しばらく
すると、後ろに若い人たちの長い列が続き、ホームでの移動も、列の前の、ホームの縁を
歩かなければならないような状態になってしまいました。駅へ行くのが15分ほど遅かった
ら、私たちはこの列車には座れなかったかも知れません。
これだけ多くの学生くらいの若者達が、そう安くはない冬のレジャーに繰り出している
この新幹線のホームを見る限り、日本は本当に
います。（麻生太郎首相も読むかも知れないので、振り仮名を振っておきました）
自由席は予想以上の混みようで、通路にもびっしりと乗客が立っています。そのような
中で、途中駅から乗ってくる知人家族のために席を確保するのにはかなり勇気がいりまし
た。しかし、小さな子連れの家族なのでと言ったら、皆さん協力してくれて、座らずに立っ
ていたり、その家族が来るまででいいからといって座ったりしていました。
皆さん、ありがとうございました。
席取り
後から来る人のために席を確保することは、許されるか？
私はそのときまで、立っている乗客とどんなやり取りになるか、いろいろ想像していま
した。
当然、「そんなのずるい」という人がいるでしょう。ただ感情的にずるいというのでは
なく、その途中駅が最寄駅なのに、わざわざ始発の駅まで早く来て並んだ人に対しては、
私は何も反論はできません。もしそういう話になれば、先に乗っている私たち４人の中で
席をやりくりするしかないでしょう。
そうでないとしても、本来はそうすべきなのだと私も思います。
しかし、この旅行をすることになった
今回はちょっと、世間に対してわがままを言わせてもらいました。
始発での席譲り
私は夕方、通勤の帰り、ＪＲの駅を降りたらそこからバスに乗るのですが、ちょっと疲
れているときには次のバスで座っていこうと、目の前のバスをやり過ごすことがあります。
次のバスに無事座れて発車を待っているうちに満席になり、立ち客も出てきます。外に
は次のバスを待つ列ができています。間もなく発車というところで、腰が曲がり、荷物を
持った老人がひとり、ヨイショッと乗ってきました。優先席も、それらしい人たちですで
に満席です。次のバスに並べば確実に座れることは、その老人にも分かるはずですから、
そうしないということは座る気はないのだろうとも思えます。あるいは、誰かが席を譲っ
てくれるだろうと期待してのことかも知れません。いろいろ想像できます。
一方、立っているその老人の近くに座っている人たちは、私も含めて、座れない前のバ
スを見送って、わざわざ寒い中、並んで次のこのバスを待っていた人たちです。
さて、このようなとき、私たちはその老人に席を譲るべきなのでしょうか。今回は、問題を提示しておしまいにしておきます。次回以降に、この続きを
議論（一人だから考察？）したいと思います。 〟