Top Page へ 前へ 次へ複眼 数学・理科ネタ 07 037号(2005年2月18日)より
温室効果ガス 京都議定書で指定している温室効果ガスは次の6種類で、2002年度の日本における排出 量を一緒に示しておきます。(排出量は環境省による)
排出量の「CO2換算」というのは、温室効果の程度を二酸化炭素に換算したという意味 です。大雑把に説明すると、例えば、メタンの温室効果力は二酸化炭素の約21倍といわれ ているので、メタンの量を21倍することで二酸化炭素の量になるということです。 HFCSとPFCSは、フロンの かし、温室効果力は二酸化炭素の数百倍から数万倍あります。微量でも無視できません。 なお、オゾン層を破壊するフロンについては、ウィーン条約(1985年3月22日)に基づ くモントリオール議定書(1987年9月16日)で、全廃や制限が取り決められています。 二酸化炭素13億トン 2004年は、二酸化炭素の排出量が13億tを越えているそうです。と、二酸化炭素が13億 tといわれても、よくわかりませんね。 2年生になったら化学の授業で学ぶと思いますので、ここでは結論だけ述べておきます。 二酸化炭素CO2は、0℃、1気圧、22.4リットルで44グラムの質量があります。同じ条 件で、亜酸化窒素NO2も44グラム、メタンCH4は16グラムになります。 22.4リットル=22400cm3というのは、1辺が約28.2cmの立方体に相当する体積です。 もし、13億tの二酸化炭素を、日本列島37万km2を底面とする容器に入れたとすると、 どれだけの深さになるかというと、約1.82mになります。計算できますか? 1年間で、日本全土が諸君がすっぽり沈んでしまうほどの深さの二酸化炭素で覆われる ことになるのです。 ================================================================================ 039号(2005年3月9日)より 数学の日 3月14日 ![]() 日本数学検定協会が制定しました。なぜこの日にしたのか、分かりますか? ホワイト・デーは、ここで一括御礼申し上げておしまいということで。 |
Top Page へ 前へ 次へ 先頭へ